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摂食障害・拒食の副作用(後編)

摂食障害の拒食だった時の副作用がほんとうにいろいろありまして、

今思うと傍から見るとちょっとおかしい子に見えただろうことも多々ありました。

今は摂食障害についての理解が深くなり、広まってきていて、

摂食障害に伴う心理や行動のパターンもわかってきていると思いますが。

30年前は病院の先生でさえ「ただのわがままだ」と言ったり

親に「無理にでも食べさせてください」なんてことを言う方がいるほど

摂食障害について知られていなかったと思います。

 

だから余計に、家族や友人など身近な一般の人は

摂食障害に伴う私の行動や言動にとても戸惑ったと思います。

自分でも思い出すとつらいししんどいし申し訳なさでいっぱいになります。

 

(拒食症だったころのわたし・後編)

 ・食べ物のことでいつでも頭がいっぱい。

・自分以外の人にカロリーの高いものをたくさん食べさせようとする。

・自分以外の人が食事を残すことが許せない。

・すごく怒りっぽくなり、時々かんしゃくを起こすようになった。

・ひどい便秘になった。下剤を飲まないと1か月近く出ないことも。

 

とにかく、いつも食べ物のことを考えていました。

常に空腹なので食べ物のことを考えてしまうんですよね。

動物としては当たり前のことだとは思うんですけれど

お昼の給食の献立の低カロリーのものは何か、何を食べようかとか

夜ご飯の自分用の低カロリーのおかずはどんなものを作ろうかとか。

それに加えてどんな高カロリーのものを作って家族に食べさせようか

というのをいつも考えていましたね。

食品のカロリーについてとても詳しくなっていたので

低カロリー・ゼロカロリーのものだけでなく

高カロリーのものについても詳しくなっていたんです。

自分では絶対食べないのですが

バターたっぷりのクッキーやパウンドケーキを作ったり、

生クリームたっぷりのホールケーキを手作りしては家族に食べさせていました。

市販のお菓子も高カロリーのチョコ菓子やスナック菓子を家に常備しておいて

家族にすすめていました。

晩御飯もそのうちわたしがほぼすべてを作るようになりました。

自分用の低カロリーのおかずと家族用の高カロリーのおかずを両方作るんです。

高カロリーのおかずは

揚げ物や脂質たっぷりの肉料理、砂糖たっぷりの煮物、

チーズやマヨネーズを多用した料理などを作っていました。

この頃わたしは自分は全然食べないくせに、

本当によく料理をし、本当にたくさん料理の研究をしていました。

 

それから、ごはんをよそるのも絶対にわたしが担当していました。

自分はきっちり80グラム、家族のものは押しずし並みにぎゅうぎゅうにして

さらに山盛りによそるということをしていました。

そして、家族が料理やおやつを残すと許せない。

家族が食べられないなどと言うとしょっちゅう癇癪を起こしていましたね。

泣きわめいたりもしていました。

 

拒食症だったとき、わたしは唯一

週に一度、1個だけ菓子パンを食べていたんですが

母が買い物袋の下の方に入れてしまって、パンがつぶれたときには

もう怒りが爆発してしまって

母の目の前でラップのギザギザで自分の手首を切りました。

なんて奴でしょうか。頭がいかれていますよね。

 

いつわたしが癇癪を起こすかわからないので家族もひやひやしていましたね。

この頃は食べ物に関して自分の思い通りにならないことが

ほんとうに我慢ならなかったことは覚えています。

今思うと本当に面倒くさい奴です。

家族にはかなりの迷惑をかけてしまっていましたね。

まあ毒親なのであれぐらいの迷惑はかけてもよかったと今では思いますが

無理におやつを食べさせたり・・妹にはかわいそうなことをしました。

思い出すと申し訳なさ過ぎてつらくなります。

30年経ってもいまだに謝れていないのですが

ほんとうに申し訳なかったです。