お薬のこと①

17年ほど前にうつと過食で通院していた時

処方されていた薬はルボックスでした。

副作用もなく、わたしにはとても効きました。

過食がぐんと減り、体重が2か月で15キロほども落ちました。

体重がガクンと落ちたことにも驚きましたが

過食を止める薬があるということに本当に驚きました。

最近になってまた心療内科のお世話になることになりましたが

ルボックスはもうだいぶ古いお薬だそうで

今は新しくてもっと良い薬がたくさん出ているとのことで

現在は自分に合う薬を、いろいろ試しつつ探しているところです。

お薬の効き目を試すということで

2週間毎に通院しなくてはならないのと

病院まで車で片道1時間近くかかることがちょっとしんどいのですが

これ、というお薬が見つかるまでの辛抱ですね。

再通院し始めて最初の処方薬がミルタザピン15mgでした。

量的にはとても少なかったらしいのですが

気分の落ち込みはずいぶんと改善して、家事もこなせるし

死にたいと思ったり泣くこともなくなったのですが・・・

寝る前に飲んで夜中にトイレに起きると泥酔しているみたいにフラフラ。

床と天井がぐにゃぐにゃしてまっすぐ歩けませんでした。

そして次の日はお昼近くまでだるくて起きられない。

本当に小さな一粒なのにお薬ってすごい、というか怖いですね。

それからお腹がすきました。

過食になることはなかったのですが、とにかくすぐお腹がすいてしまい、

食事の量と間食が増えました。

摂食障害だった者にとってはちょっと恐怖でしたね。

実際2キロぐらい増えてしまったのですが。

そして一番きつかったのはイライラしてしまうことでした。

自分の動作がうまくいかないとき（つまづいたり、物を落としたり）や

旦那さんの何気ない一言にとにかくイラッとしてしまうんです。

普段なら二人で大笑いするような冗談にさえムカッとしたり

不機嫌になって変な空気にしてしまったり。

余計な、きつい言葉を発しないよう抑えるのが大変でした。

自分の性格が変わってしまったのかと焦るほどで

うつのせいなのか、もしかして更年期障害が始まったのかなとか悩みました。

ミルタザピンをやめた今現在、あのイライラがうそのようになくなって

ほっと一安心。やはりお薬のせいだったのねと確信したわけです。