ご飯が美味しいってすごいこと

旦那さんと同棲～結婚してから

だんだんと過食することが少なくなった。

自分で作った食事を

旦那さんと一緒に食べるようになったら

ちゃんとお腹がいっぱいになって

満足できることにすごく驚いた。

普通に食事するってこういうことなんだと

すごく感動した。

10代で摂食障害になってから

適量を食べることができなくなっていた。

カロリーのあるものを一口でも食べると

過食スイッチが入る。

スイッチが入ったら止められない。

過食が3日以上続くと気持ちがぼろぼろ。

ひどい罪悪感。

テレビを見ていると

違う世界のことを見ているようで

世の中に参加できていない自分に絶望する。

孤独感がひどくなって

泣きながら食べる。

やっと過食を止められたら

今度は自分に罰を与える。

カロリー０の食品か

低カロリーの食品しか食べない。

絶食したりほとんど食べない。

過食をする自分はほんとうにろくでなし。

過食なんてとんでもないこと

だから

打ち消さないといけない。

食べることなんて生き物の基本中の基本なのに。

そんなこともまともにできない自分は最低だ。

そんなループの中をずっとぐるぐるしていて

ずっと抜け出そうともがいていたけど

抜け出せなかった。

一生この苦しみからは逃れられないんだ。

13歳の時にダイエットした自分が悪いんだ。

自業自得なんだと思おうとした。

20年苦しんだ。

けっこう長い。

10年前に

旦那さんと出会って

普通にご飯が食べられるようになって

そんな自分に本当にびっくりした。

普通に食べられること

美味しいと思えることに感動した。

自分にとってはすごいことだ。

今でもときどき過食はするけど

這い上がれないほどの絶望や苦しみはなくて。

過食スイッチもかなりコントロールできていると思う。

自分にとってはすごいことだ。