鬱で引きこもり主婦が在宅で収入が得られるかやってみた

生産性ゼロ。生きてるだけで大迷惑。から抜け出したい

繊細な小学生

自分で言うのもなんですが子供の頃はかなり繊細でした。

ある日、家族で旅行先のレストランでカレーを食べたとき、

店員さんの態度がものすごく悪くて、

帰りの車で母が父にほんの冗談で

「あのカレー毒が入ってたりしてね」って言っていたのを本気にしたんです。

『私たち家族全員毒で死ぬんだ』と思って

1か月近く毎晩ふとんをかぶって泣いていました。

 

もうすぐ死んでしまうんだと思うとそれはそれは心が張り裂けそうな悲しみで

すごく悩んでいたのを覚えています。

でも父も母もふだん通りの生活をしているんです。

きっと無理をして明るくふるまっているんだと思っていました。

だからわたしも昼間は明るくふるまって、

夜布団に入ってからひとりで泣いていました。

アルバムを開いては泣き、父と母にお別れの手紙も書きましたね。

で、ある晩泣いているのを父に見つかって

どうしたんだと尋ねられた際

旅行の際に態度の悪い店員さんに毒の入ったカレーを食べさせられたって話したら

何のことを言っているのかさっぱり、という感じで

態度の悪い店員さんのこともカレーを食べたことでさえ忘れているようでした。

挙句の果てに「馬鹿だ」「大げさだ」と両親に大笑いされて

傷つきましたけど、死なないんだというほっとした気持ちが大きかったです。

 

ある晩には夜中に目を覚ましたときに

電気のひもに蛇がからまってぶら下がっていたんです。(そう見えたんです)

当時はこたつのコンセントのように

スイッチがついている太めの黒い紐だったんですけど

布団の中で目を見開いてみていると紐に蛇が絡まって、ぶらぶらしているんです。

明らかに電気の紐より太いし、揺れている。

そして電気の紐よりずっと長い。

ギャーッって叫んで大泣きしたら

父が木製バットをもって部屋に飛び込んできました。

蛇がいるって説明したんですが電気をつけたらいないんです。

部屋を点検してくれた父でしたが蛇はどこにもいませんでした。

それでも「さっきは本当にいた」と言い張るわたしに怒り爆発。

結局わたしが嘘をついている、夜更かししたいだけだ

みたいになって、げんこつを食らってこっぴどく怒られる羽目になりました。

次の日の朝は両親ともものすごく不機嫌で口もきいてくれませんでした。

わたしは嘘なんてついていないし本当に蛇がいたのに・・・

悲しかったですね。

きっと、寝ぼけたんだと思います。

大人なら子供が寝ぼけるなんてちょっと可笑しく思ってくれてもいいのに

本気で怒るなんて今思うとちょっとひどいですよね。