自分の感情がわかりません

小さいころから、

自分の考えや自分の望むことを言葉にすると両親に怒られていました。

わたしがああしたい、こうしたい、あれが欲しいなどと言うと

ほとんどが却下。肯定されたりいいよと言われた覚えがありません。

罵倒されるように怒られることもしょっちゅうでしたし

怒らないまでも不機嫌になったり、否定され続けていました。

自分の望みを口にして、怒られて、謝るという繰り返しでしたね。

そのうち自分の望みを口にしてはいけないんだと学びました。

両親に間違いなくいいよと言われること、肯定されることは優等生的な発言です。

わたしは両親に褒められたかったし肯定されたかった。

だから自分の望みや言いたいことは押し殺して

親の望む言動をするのが当たり前になりました。

それからはずっと言動も行いも優等生できました。

周りの大人（親や先生）が望む行いや言動をしてきたからです。

大人になってからもそれは変わらずで、

相手がどう言ってほしいのか、どうしてほしいのかを読み取って、

それを表現するのがわたしにとっての当たり前です。

わたしは相手の感情を読み取ることがとても得意です。

相手が言ってほしいであろう言葉を発するし、

相手がしてほしいであろう行動をします。

自分自身がどう思っているのか、どうしたいのかはわかりません。

自分がいま怒っているのか、楽しいのか嬉しいのか悲しいのかがわからない。

人と接しているときに自分の感情が湧かないんです。

例えば、ふつう人がかっとして怒るようなことを言われたり、されたとしても

その場ではとっさに反応することができません。

固まるか、無反応。

その場で怒ったり、反論したりすることは全くないです。

でも後になって、自分ひとりになった時に

だんだん怒りが湧いてきます。

悔しくて悔しくて仕方なくなったり、

許せないと思ったりもします。

へこんで泣いたり落ち込んだりすることも多いんですけどね。

その場で感情をむき出しにすることがないし、

穏やかでいつもにこにこしている人と見られることが多いです。

人はそういう態度を好ましく思いますしね。

でも一人でいるときは全然穏やかじゃない。

外に出せない、様々な感情が渦巻いて心の中はぐちゃぐちゃです。

そしてその感情でいつも疲弊しています。