鬱で引きこもり主婦が在宅で収入が得られるかやってみた

生産性ゼロ。生きてるだけで大迷惑。から抜け出したい

薬のこと

また薬が増えた。

先生に

調子が良くないことを正直に話した。

薬を増やされた。

だから言いたくなかった。

予想はしてたけど。

 

どんどん増える。

どう効いているのか

効き目を感じられない薬も入っている。

 

朝と夜

飲む薬を出すたびにイライラしてしまう。

多い。

一気に口に呑み込めないこともあるくらい。

 

心療内科の治療ってこんなものかな。

とにもかくにも薬。

心の問題は先生にはどうしようもないか。

 

また調子が良くないと言ったら

増やされるんだろうな。

 

薬が減ることってあるんだろうか。

 

 

 

 

外出できない

ひとりで外出するのがとても嫌。

億劫で憂鬱で「嫌」というより

「できない」に限りなく近い。

 

どうしても用があるときは

前日はものすごく憂鬱。

当日は緊張。

朝から嫌な気分で頭がいっぱい。

そわそわしてしまう。

 

支度をするのにとても時間がかかる。

ちょっとそこまで行くときも

きちんと支度をする。

そうしないと出られない。

 

外に出る時どきどきする。

離人感が出ることも多い。

車を運転するときは

自分が運転している感覚が遠いこともある。

ふわふわしたりがくがくしたりする。

 

なぜか

どうしても

何か悪いことが起きそうな気がしてしまう。

 

 

 

 

 

 

人に気に入られると逃げたくなる

人に気に入られると怖くなる。

ガチガチになって緊張する。

ふるまい方がわからなくなる。

 

この人はわたしのどこを気に入ってくれたんだろう。

 

頭の中でちょっとしたパニックになる。

好きだと言ってくれた人から

逃げたくなってしまう。

 

わたしは人に気に入られることが多い。

外面がいいからだ。

 

いつでもニコニコ

ひょうきんで明るい。

天然でおもしろい。

暗い顔なんてしないし

いつも機嫌が良い。

気が利くし気が付く。

怒らないし泣かない。

激しい感情は絶対表に出さない。

前向き。ポジティブ。

どんと来い!って感じ。

 

聞き上手。

みんな悩みを相談してくる。

一緒にいると癒されるとよく言われる。

 

相手が望んでいることをを察するのがすごく得意。

相手がこう言ってほしいと思うことを言うし

こうしてほしいと思うことをする。

 

そういうわたしを

みんなは好いてくれる。

わたしにとっても理想のわたしだ。

 

良い人を必死で演じる。

ものすごく必死。

一時も気を抜けない。

気を抜いたらボロが出る。

 

わたしを好いてくれる人の中には

わたしといつも一緒にいたいと言う人も多いけど

 

無理です。

ごめんなさい。

ひとりの時間がないと多分死にます。

 

ただただ

がっかりされたくない。

「そんな人だと思わなかった」

と言われたくない。

 

そのために必死。

 

冷静に考えると

何の得もない。

なのにいつもやってしまう。

自分で自分の首を絞めてしまう。

 

 

元気ってどういうこと

病院に通い始めて1年経った。

 

死にたいと思うことや

もう終わりにしたいと思うこと

何でもないときに涙が止まらなくなることは

ほとんどなくなった

 

実家に向かうときや

母と会わなければならないとき

ひどく頭痛がして息が苦しくなることも

ほとんどなくなった

 

薬が必要だけれど

とりあえず眠れるようにもなった。

 

劇的に良くなったんだと思う。

薬も安定したし。

 

なんだけど

 

起きられない

何をやる気も起きない

離人

外出したくない

人に会いたくない

身支度ができない

肩と首と頭の痛み

過食と嘔吐

 

昔からの症状がまた表面に出てきた。

ひどい症状に隠れて

見えにくくなってただけかもしれないけど

 

つらく感じてしまう。

 

思い込みなのかな。

 

いろんなことがちゃんとできて

はつらつと過ごせるなんて

高望みなのかな。

やっぱりひどい怠け者なだけなのかな。

 

元気ってなんだろう。

完治ってどういうことなんだろう。

ゴールってどこ?

 

なんか

まだつらいです とは

先生にも旦那さんにも言い出せない。

 

 

 

 

 

人の日記を読む母

わたしの母は

人の日記を勝手に読む人だった。

 

小学生の時

日記を書いていた。

クラスの好きな子のことも書いていた。

 

というか

日記なんて書くのはほとんど好きな子のことだよね。

 

ある日学校から帰ったら

母の機嫌がすごく悪かった。

 

「あんた、〇〇君が好きなんだって?

誰が好きとか嫌いとか

そんないやらしいことばっかり考えてるの」

 

怒られた。

 

顔から火が出るくらい恥ずかしかった。

 

しばらく日記は書かなくなった。

 

しばらく経つと

性懲りもなくまた書き始めた。

可愛い日記帳に日記をつけるってことに

憧れがあったんだよね。

ドラマとかよくそういうシーンを見たりして。

 

今度は

机の鍵がかかる引き出しに日記帳をしまうようにした。

 

ある日帰ったら

母の機嫌がとても悪かった。

 

「なんで引き出しに鍵をかける必要があるの。

親に言えない何かやましいことがあるんでしょ。」

と言われた。

 

目の前で鍵を開けさせられた。

「隠すってことはいやらしいことでも書いてるの」

日記帳を見られた。

 

「勉強もしないでこんなことばっかり考えてるの。

いやらしい。」

 

怒られた。

鍵をかけていたことにはカンカンだった。

 

隠し事をしたわたしは悪い子なのだ。

悪いことをしたから怒られたのだ。

 

日記を読まれたことはものすごく恥ずかしかったけど

それどころじゃなかった。

泣いて謝った。

 

「もう二度としません」と約束した。

 

引き出しの鍵は没収された。

 

「親に隠し事は一切許さない」

「子供部屋のドアはいつも開けておくこと」

という決まりになった。

 

手紙やラブレターをもらったら

母に見せないといけない。

隠しておいてもどうせ見つかる。

 

ラブレターを書く子は

「いやらしい子」だから

相手にしてはいけないと言われた。

 

「まさか返事なんて書こうと思ってないわよね」

 

「まさかあんたもラブレターなんてあげたりしたことないでしょうね」

 

子供のくせにそんなことばっかり考えていやらしい。

そんなことのために学校に行っているんじゃない。

そんなひまがあったら勉強しなさい。

 

それからも

可愛い日記帳を買っては

日記をつけたけれど(いつも続かなかったけど)

誰に見られてもいいことしか書かなくなったし

書けなくなった。

 

母の機嫌を損ねないのはどういうことか

機嫌が良くなるのはどういうことかを考えて書く。

 

変なの。

日記の意味ないよね。

 

 

 

 

離人感

精神状態が悪くなってくると

頭の中にもうひとりの自分が出現する。

表面の自分と中の自分が分裂する。

 

表面は笑っていて元気にふるまっているのだが

中のわたしはため息をついている。

 

精神状態がさらに悪くなると

中の自分が

「もう無理」とか「しんどい」とか

しゃべり始める。

 

表面では笑っている自分を見ながら

中のわたしはものすごい無表情。

目が死んでいる。

 

明るく笑って元気にしている自分が

とても遠くに感じる。

幽体離脱して

離れたところからもう一人の自分を見ている感覚。

人形を操っているような。

ラジコンを操作しているみたいな。

 

 

周りの人から見ると

わたしは

いつも笑っていて

ひょうきんで

おおらかで

くよくよ悩まない奴だ。

怒らないし

嫌なことを嫌と言えない。

 

でもほんとうは

根暗で

悩みまくりで

くよくよと気にしすぎる性格。

明るくて朗らかのかけらもない。

 

でもそんな自分は

絶対に表には出さないし

出そうと思っても出せない。

 

 

 

摂食障害を理解してもらうのはむずかしい

摂食障害を理解してもらうのは難しい。

当たり前か。

 

食べることは生き物にとって

基本中の基本。

お腹がすいたら食べて

満腹になったらやめる。

ものすごく当たり前のことだよね。

 

それができないなんて

摂食障害になったことのない人には

想像がつかないだろうし

むしろ

どういうことなんだろうと疑問しかないと思う。

 

摂食障害

自分の口からはちゃんとうまく説明できない。

話が長くなるし

客観的に話せない。

 

要点をまとめてくれているサイトを読んでもらったけど

食欲が自分ではコントロールできないことや

心の問題だということ

「難しいけどわかったよ」

と言ってくれた。

 

わたしにとって

過食と絶食を繰り返していた地獄のような時期に比べたら

過食スイッチをコントロールできるようになったことは

空を飛べるくらいうれしいことで

ものすごく良くなった

と思っているのだが

 

彼にとっては

「良くなった」イコール「治った」 だったらしい。

 

理解してもらえていると

勝手に思って

スイッチが入ってしまったときは

彼の前で過食していた。

 

ひとりで孤独に過食しなくてもいいんだと思うと

とても気持ちが楽で

「しょうがないよね。こういう日もあるよ」

と思えた。

大量に食べなくても止めることができた。

 

彼も同じく

「しょうがないね。そういう日もあるよね」

と思ってくれていると

勝手に思っていた。

 

けど違ったみたいで。

 

「良くなった(治った)って言っていたのに嘘だったんだ」

 

と言われた。

とても悲しそうだった。

 

過食している私を見るのは

いい気分がしない と。

 

ほんとうにごめん。

嘘をついているつもりは全然なかったよ。

 

過食をしている私は

彼の目には

「病気を自覚しているのに治す気がない」

ように見えていたらしい。

 

全部理解してくれて

許してくれていると

勝手に思っていたわたしは

彼の気持ちを考えられていなかった。

 

そうだよね。

ほんとうにごめんなさい。

 

完治させる努力。

 

努力。

 

一生、摂食障害とうまく付き合っていくって

・・・だめかな。

 

とりあえず過食は独りの時だけにするね。